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研究

研究レポート

2020/06/26

遠藤客員研究員、高橋主任研究員による研究レポート「新型コロナウイルス感染拡大の決定要因:四大都市圏と百万都市の検証」を掲載しました。

遠藤客員研究員、高橋主任研究員による研究レポート「新型コロナウイルス感染拡大の決定要因:四大都市圏と百万都市の検証」を掲載しました。

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(概要)

本稿は、新型コロナウイルス陽性患者の地域的広がりがどのような要因に規定されているか分析することで今後のパンデミックへの備えを得ようとするものである。考えられる要因として、「町中での密」、「都心への移動」、「家の中の密」の3つのカテゴリーを選択した。その結果、関東圏は人口が稠密な自治体、つまりビジネス街がある地域で感染率が高い傾向にあること、関東圏と関西圏は通勤・通学率も追加的な説明力を有した。感染率が高い都心部に通勤する人が都心で感染し、居住地に戻った段階で感染者として報告されるケースが相応にあったと推測する。

札幌圏の場合、昼間人口密度と通勤・通学率がともにプラスで有意となった。東京23区や大阪市と比べてフィジカルディスタンスがとりやすいエリアであっても、札幌市のように都心部での感染拡大が進むと周辺部への波及が避けられないと言えよう。

推計結果は、自治体が公表する感染者居住地情報の粒度に大きく依存している。そのため、政令市で区レベルの感染者数が幅広く開示されるようになれば、本稿で確認した説明変数の有意度が変化する可能性がある。区レベルの開示はこのような分析の精度を高めるだけでなく、ホットスポットの特定と早期警戒にも役立とう。

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