新しい国際社会と日本の対応
平和研会議報告
「IT革命の進展とセキュリティ上の課題」3

 以上の議論を受けて、公開シンポジウムでは、大河原良雄世界平和研究所理事長の司会により、ダグ・タイガー教授、宮脇磊介氏、岩村充教授が、各セッションでの議論について報告した。



 その後、他のパネリストおよび会場を含めて議論が進められた。その中で、ナショナルセキュリティとコンピュータセキュリティの概念を分けて考えるべきであること、各国の様々な制度・文化・歴史の上にひとつのグローバルネットワークが乗っており、セキュリティとプライバシーの捉え方にも差があることを認識した政策をとるべきこと、国の重要インフラを民間が担うようになってきておりこれらをうまく動かしていくための体制をつくる政策がより重要となること、電子政府のインフラを提供することによって政府はプレイヤーとしての役割も強くなること、情報セキュリティを高めていく上では人材・予算の確保と組織の整備に取り組むべきであること、文化としてセキュリティ意識を高めるために教育が重要であることなど、様々な意見が集約されつつ提示された。

 
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この講演会は日本財団の助成事業により行っております。